静岡県浜松市で浴衣の製造販売を行っているアイエス産業様。
https://www.ryokan-yukata.jp/2024/10/04/工賃は上がっています/
先日の記事と似通った内容で考える事は同じなのだな。と感じています。
ではいくら出せば良いのか?これは会社によって違いますが当事業所での場合でも業務用浴衣一枚数百円では現状不可能です。2000円とは言いませんが数百~1000円単位でないと厳しい状況です。
ある程度、利益のある金額でないと工場の新陳代謝が上手くいかず人や設備が入れ替えられません。最新の設備なら工数を半分に減らせて、その分多少なりとも加工賃削減に協力出来る場合があったとしても古い設備のままだと工数ばかりかかってしまいます。
あと数年もすると国内の縫製工場は壊滅状態になります。加工賃の適正を出すと言うのは、国内産業・工場への投資の意味もあると私は考えています。そうなれば工場側も協力を惜しみませんし、先の不安も少しは解消できると思います。
今までの感覚・やり方は勿論ありますが、転換期に来ていると感じています。
昔からこの方法・この価格だった。が通用しない時代です。100円で買えていた缶コーヒーでも140~150円するのを見かけます。縫製業界も全く同じ現象が起きるのは必然です。
https://ilink-corp.co.jp/4796.html 内製化するにはこのように考える必要があります。
縫製業界もまごうことなき「製造業」です。裁断から梱包まで1枚に1時間かかればそれなりの費用はかかります。
三方よしの精神で国内産業を継続出来るようにしていきましょう。